FXで移動平均線の高勝率な使い方・設定・手法を公開【完全版】
鈴木拓也
移動平均線の概要
移動平均線とは、 過去一定期間の終値の平均値を線で結んだもの 移動平均線の仕組みと傾きと位置関係を使った分析法 です。
移動平均線の仕組み
3種類の移動平均線
移動平均線には、①単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)、②加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)、③指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)の3種類があります。
- ①単純移動平均線(SMA:Simple 移動平均線の仕組みと傾きと位置関係を使った分析法 Moving Average)
- ②加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
- ③指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
どの移動平均線がいいのか?
初心者
鈴木拓也
結論から言うと、どれが一番いいかなんて一概には言えない。「良いものには裏がある」じゃないけど、それぞれメリットもあればデメリットもあるんだ!ここでは、その違いを理解することが大切だよ!
ただし、世界ではEMAを使っているトレーダーが多く、初めて移動平均線を使う場合には、 EMAから始めることをおすすめ します。
鈴木拓也
移動平均線の期間設定について
初心者
移動平均線の期間については、15、21、25、50、75、100、200などの期間がよく使われています。
よく初心者の方は、移動平均線の「設定期間はどの数値が一番いいのか?」という疑問にぶつかるかと思いますが、結論から申し上げると、 短期は15か25、中期は50か75、長期は100か200 と、短期・中期・長期の中から一つずつ選択するのであれば、どれを選んでもOKです。
- 短期:15、21、25
- 中期:50、75、100
- 長期:200
移動平均線の基本的な使い方
移動平均線は、向き・角度・ローソク足との位置に注目する
- 移動平均線の向き:トレンドを認識
- 移動平均線の角度:トレンドの強弱を判断
- ローソク足との位置関係:エントリーポイントを選定
トレンドの方向性の認識
まず、為替相場の動きは、上昇するか、下降するか、それとも横ばい(レンジ)かの3つしかなく、 トレーダーは上昇している時は“買い”、下落している時は“売り”、横ばいの時は“様子見”の選択肢 しかありません。
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見 |
移動平均線をチャートに表示させれば一目瞭然ですが、 移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド と判断することが出来ます。
トレンドの強弱
移動平均線の角度は、そのトレンドの強弱を表します。移動平均線の角度が急な程、トレンドが強いことを示します。
エントリーポイントの判断
- ① 上向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ② 上向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
- ③ 下向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
- ④ 下向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ⑤ 横向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ⑥ 横向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
そして、これらの移動平均線の向きとローソク足の位置や動きに着目をし、トレード手法として確立されたのが、次に説明する「グランビルの法則」です。
初心者
鈴木拓也
グランビルの法則
移動平均線を使ったトレード手法として、 グランビルの法則 という超有名な法則があります。(グランビルの法則は、米国の投資家:ジョゼフ・E・グランビル氏が考案)
- 買いエントリーのポイントは、①、②、③、④
- 売りエントリーのポイントは、⑤、⑥、⑦、⑧
グランビルの法則による4つの買いシグナル
① 移動平均線が下向きから横ばいか上向きに変化し、レートが上抜け
もし、 下向きの移動平均線を上抜けても 、それはトレンド転換とは判断出来ないので注意が必要です。
② 移動平均線が上向きの中、レートが下へ乖離
③ 移動平均線が上向きの中、レートが近づき反発
④ 移動平均線が下向きの中、レートが下に大きく乖離
グランビルの法則による4つの売りシグナル
⑤ 移動平均線が上向きから横ばいか下向きに変化し、レートが下抜け
もし、まだ 上向きのままの移動平均線を下抜けても 、それはトレンド転換とは判断出来ないのは、買いの場合と同様です。
⑥ 移動平均線が下向きの中、レートが上へ乖離
⑦ 移動平均線が下向きの中、レートが近づき反落
⑧ 移動平均線が上向きの中、レートが上に大きく乖離
初心者
鈴木拓也
ゴールデンクロスとデッドクロス
「グランビルの法則」に続いて、もう一つの有名な移動平均線によるトレード判断の方法に、「ゴールデンクロスとデッドクロス」と呼ばれるものがあります。
- ゴールデンクロス:短期が中期を上抜け
- デッドクロス:短期が中期を下抜け
ゴールデンクロスによる買いシグナル
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が、中期または長期移動平均線を下から上へ突き抜けることです。
デッドクロスによる売りシグナル
デッドクロスは、先ほどのゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が、中・長期移動平均線を上から下へ突き抜けることです。
初心者
鈴木拓也
移動平均線の実践的な使い方
鈴木拓也
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